現在の日本になった大きなターニングポイントとなった明治維新。
その最終局面でもあった戊辰戦争が繰り広げられたこの地に、
400年と親しまれた名湯の温泉場がある。
福島屈指の湯治温泉「中ノ沢温泉」。
なぜ、ここまで愛されてきているのか。
常連の、地元人の「通い湯」が止まない名湯は、当然の理由があった。
※源泉エリアは立入禁止となっているので、観光見学はできません。
ガスが充満している箇所が点在しています。
強酸性の薬湯(衝撃のph値2.1)
湯治の恩恵の裏には
多くの苦労が隠されていた
強酸性ならではの管理の難しさ。
金属の配管は1年と保たない。
木製の手作りな配管や、考えられた配管。
自然災害との戦い、濃厚な温泉成分による管の詰りを防ぐためのこまめな掃除・・・。
400年湯治の薬湯の恩恵を支えているのは、人による見えない苦労だった。